税理士をつけるタイミングはいつ?売上・状況別の目安

税理士をつけるタイミングの目安の記事のアイキャッチ

当サイトは各サービスの公式情報と国税庁などの公的機関の公表資料をもとに編集部が執筆しています。記事内に税理士紹介サービスへのリンク(広告)を含みます。

『売上も増えてきたし、そろそろ税理士をつけたほうがいいのかな。でも、まだ早い気もする…』。いつから頼むか、決めるのは難しいですよね。

結論から言うと、売上がいくらになったらつけるべき、という決まりはありません。会社を作る時や従業員を雇う時など、手続きが一気に増える場面が税理士をつけるタイミングの目安になります。

この記事を読むと、自分にとっての税理士のつけ時が、売上と状況の両方から分かります。

目次

税理士は売上いくらからつけるもの?

まず『売上いくらから』という疑問ですが、国や税理士会が決めた基準はありません。

税理士の報酬も、2002年に報酬の規定が廃止されてからは、事務所ごとに自由に決めています。そのため、公的な統計もないんです。

なお、この記事は2026年10月時点の各サービスの公式情報と公的機関の公表資料をもとにまとめています。

そこで考えたいのが、かかる費用と、自分でやった時の手間のバランスです。参考に、税理士ドットコムが公表している顧問契約の目安を紹介します。

年間売上個人事業主(毎月)法人(毎月)
1,000万円未満20,000円〜25,000円〜
1,000万〜3,000万円未満25,000円〜30,000円〜

これは民間の目安で、統計ではありません。この金額を払ってでも、記帳や申告の時間を本業に回したいと思えたら、つけ時と考えてみてください。

『まだ売上が少ないから…』という方は、確定申告だけを1回ごとに頼む方法もあります。税理士ドットコムが示す目安では、個人事業主の確定申告だけなら白色で5万円〜、青色(売上1,000万円未満)で7万円〜です。

税理士をつけたい5つの場面

実は、売上よりも「状況が変わった時」のほうが、つけ時として分かりやすいんです。

税理士をつけるタイミングの目安を示した図解
場面税理士をつけたい理由
会社を作る・法人成りする法人税の申告は事業年度が終わってから2か月以内。決算書の作成も必要
インボイスに登録する2割特例などの経過措置があり、どれを使うと得かの判断が要る
従業員を雇う源泉所得税は原則、給与を払った月の翌月10日までに納める。年末調整も必要
融資を受けたい日本政策金融公庫の制度に、税理士などの認定支援機関の助言を受けると利率が下がるものがある
相続が起きた相続税の申告は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内

会社を作る時

法人になると、個人の確定申告よりも手続きが増えます。

『設立の手続きだけ自分でやって、あとで考えよう』という方もいますが、設立の前から相談しておくと、決算の時期や役員の報酬の決め方まで一緒に考えてもらえますよ。

インボイスに登録する時

インボイス制度では、免税事業者が登録して課税事業者になった場合、令和8年9月30日の日を含む課税期間までは、納める消費税を売上の消費税の2割にできる特例があります。

さらに小規模な個人事業者には、令和9年と令和10年の課税期間に3割にできる特例が新しく作られています。どれを使うと有利かは状況しだいなので、税理士に聞いておくと安心です。

従業員を雇う時

給与を払うようになると、毎月の源泉所得税の納付が始まります。給与を受ける人が常に10人未満なら、納期の特例で年2回にまとめることもできます。

年末調整や源泉徴収票の提出(原則、翌年1月31日まで)もあるので、雇う前に相談しておくとスムーズです。

融資を受けたい時

日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金では、事業計画書を自分で作り、認定経営革新等支援機関の指導や助言を受けている人は特別利率Aの対象になります。

認定支援機関には税理士も含まれます。『融資の相談もできる税理士がいい』という方は、探す時にその希望を伝えておきましょう。

つけるのが遅れると困ること

ここが大事なところです。税理士は『困ってから探せばいい』と思いがちですよね。

ただ、申告の期限が近づいてから探すと、面談や資料の準備に使える時間が足りなくなってしまいます。

期限を過ぎた時のペナルティ

申告が期限に遅れると、無申告加算税がかかることがあります。税務調査の事前通知の前に自分から申告すれば5%ですが、調査のあとだと15%以上です。納付が遅れた日数に応じて延滞税もかかります。

例えば個人事業主の確定申告なら、期限は原則3月15日です。年が明けてから慌てるより、前の年の秋ごろまでに探し始めておくと、落ち着いて比べられますよ。

つけ時かどうかのチェックリスト

『自分はもう頼んだほうがいいのか』を、次のチェックで確かめてみてください。

1つでも当てはまれば相談してみたい
  • 記帳が何か月分もたまっている
  • 確定申告や決算のたびに、本業の時間が大きく削られている
  • 会社を作る、従業員を雇う、インボイスに登録するなど、予定がある
  • 融資を受けたいと考えている
  • 税務署から連絡が来た

どれにも当てはまらないなら、もう少し自分でやってみるのも1つの考え方です。税理士がそもそも必要かどうかは、税理士は必要?いらない?でくわしく紹介しています。

つけると決めたら紹介サービスで探す

いざつけると決めても『どうやって探せばいいの?』という方も多いはずです。探し方のちがいは税理士の探し方5つに、各社の比較は税理士紹介サービスのおすすめ比較にまとめています。

迷ったら、税理士ドットコムの紹介サービスから相談するのがおすすめです。

  • 紹介料は無料で、何人紹介してもらっても料金はかからない
  • 24時間365日受け付けていて、最短当日に紹介してもらえる
  • 申込フォームで、法人設立・法人成りの予定や個人事業主など、状況を選んで相談できる

運営は東証プライム上場の弁護士ドットコム株式会社(証券コード6027)で、累計実績は475,710件(2026年10月4日更新)です。

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よくある質問

税理士は売上いくらからつけるべきですか?

公的な基準はありません。顧問料などの費用と、記帳や申告にかかる自分の手間を比べて決めるのがおすすめです。会社を作る、従業員を雇うなど、状況が変わった時もつけ時の目安になります。

開業してすぐに税理士をつけたほうがいいですか?

取引が少なく、自分で記帳と確定申告を続けられるなら、すぐでなくてもかまいません。最初は確定申告だけを頼む方法もあります。

確定申告の直前に税理士を探しても間に合いますか?

紹介サービスには最短当日に紹介するところもあります。ただ、面談や資料の準備に時間がかかるので、早めに探し始めるのが安心です。

法人成りする時は、いつ税理士に相談すればいいですか?

会社を作る前に相談しておくと、決算の時期や役員の報酬の決め方まで一緒に考えてもらえます。

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まとめ

この記事の要点
  • 税理士を売上いくらからつけるかの公的な基準はない
  • 費用の目安と、自分の手間を比べて決める
  • 会社を作る、インボイスに登録する、従業員を雇う時はつけ時の目安
  • 申告の期限が近づいてから探すと、準備の時間が足りなくなりやすい
  • つけると決めたら、紹介料無料の税理士ドットコムから探すと早い
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