当サイトは各サービスの公式情報と国税庁などの公的機関の公表資料をもとに編集部が執筆しています。記事内に税理士紹介サービスへのリンク(広告)を含みます。
『決算だけ税理士に頼むと、いくらくらいかかるんだろう』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、決算料に公的な相場はありません。民間の公表値では、決算だけのスポット依頼で15万円あたりからが一つの目安です。
この記事では、顧問契約とスポット依頼それぞれの決算料の目安と、費用を抑えるコツが分かります。
決算料の相場に、決まった基準はあるの?
決算料とは、1年分の帳簿をもとに決算書を作り、法人税などの申告書を作ってもらう費用のことです。
実は、この決算料にも国が決めた基準はありません。
税理士会の報酬規定は2002年3月31日に廃止され、今は税理士それぞれが金額を決めています(東北税理士会 税理士報酬に関するご案内)。
公的な統計は無く、事務所ごとに自由に決めています。この記事では、税理士ドットコムなど民間の公表値を出典つきで紹介します。
なお、この記事は2026年10月時点の各サービスの公式情報と公的機関の公表資料をもとにまとめています。
決算料は、頼み方によって大きく2つに分かれます。
毎月の顧問契約とセットで払う決算料と、決算だけをスポットで頼む時の費用です。
顧問契約とセットの場合の決算料
まずは、顧問契約をしている会社が払う決算料です。
税理士ドットコムは、顧問とセットの場合の決算料を月額顧問料の4〜6か月分と示しています。
例えば月の顧問料が3万円なら、決算料は12万〜18万円ほどになる計算です。
売上別の目安も公表されています。
| 法人の年間売上 | 決算料の目安 |
|---|---|
| 1,000万円未満 | 100,000円〜 |
| 1,000万〜3,000万円未満 | 120,000円〜 |
| 3,000万〜5,000万円未満 | 140,000円〜 |
| 5,000万〜1億円未満 | 160,000円〜 |
| 1億〜5億円未満 | 240,000円〜 |
出典は税理士ドットコム「税理士の費用・報酬・顧問料の相場はいくら?」の顧問契約の料金表です。
売上が増えるほど、決算料も上がっていくのが分かりますよね。
顧問料そのものの目安は、税理士の顧問料の相場で売上別に紹介しています。
決算だけをスポットで頼む場合の費用
『顧問契約はせず、決算だけ頼みたい』という方もいますよね。
その場合の費用の目安は、次のとおりです。
| 出典 | 決算申告のみの目安 |
|---|---|
| 税理士ドットコム「税理士に決算申告のみを依頼できる?」 | 15万〜25万円 |
| 税理士ドットコムの相場ページのスポット料金 | 15万円〜 |
| 税理士紹介ナビby弥生のよくある質問 | 東京で年商1,000万円の法人なら15〜40万円程度のケースが多い |
| ミツモア 顧問税理士のページ | 15〜25万円 |
どの出典でも、15万円あたりからが下限の目安になっています。
顧問セットの決算料より高く見えるかもしれません。ただ、スポットなら毎月の顧問料はかかりません。
『結局どっちが安いの?』と思ったら、1年間の総額で比べてみてください。
税理士ドットコムの公表値で、売上1,000万円未満の法人を例に単純計算してみますね。
| 頼み方 | 1年間にかかる費用の目安 |
|---|---|
| 顧問契約(毎月訪問) | 顧問料25,000円×12か月+決算料100,000円=400,000円〜 |
| 決算だけのスポット依頼 | 15万〜25万円 |
金額だけを見れば、スポットの方が負担は軽くなります。
その代わり、顧問契約なら1年を通して節税や経理の相談ができます。毎月相談したいことがあるかどうかで選んでみてください。

個人事業主の方は、決算と申告をまとめて確定申告として頼みます。費用は確定申告を税理士に頼む費用の相場をどうぞ。
決算料が高くなりやすいケース
同じ売上でも、決算料に差が出ることがあります。
よくあるのは、次のようなケースです。
- 帳簿がそろっておらず、記帳から頼む
- 取引の件数が多い
- 決算期限まで時間がない
- 在庫や固定資産が多く、確認の手間がかかる
特に差が出やすいのが、記帳の状態です。
記帳から頼む場合、税理士ドットコムのスポット料金では1仕訳あたり50〜100円が目安になっています。
取引が多い会社だと、この分だけでもまとまった金額になりますよね。
一方で、消費税の申告は、税理士ドットコムのスポット料金の例では決算料に含まれる形になっています。
ただ、扱いは事務所によって違います。見積もりで含まれるかどうかを確かめておきましょう。
決算だけを頼める税理士の探し方は、決算申告だけ頼める税理士の探し方で詳しく紹介しています。
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決算料を抑えるコツと見積もりの取り方
ここからは、決算料をむだに払わないためのコツです。
ちょっとした準備で、見積もりの金額が変わることもあります。
- 会計ソフトで1年分の記帳を済ませておく
- 通帳・請求書・領収書をそろえておく
- 決算月の2〜3か月前には相談を始める
- 2〜3人の税理士から見積もりを取る
- 消費税の申告なども含めた総額で比べる
見積もりを頼む時は、条件をそろえて聞くのがコツです。
「法人税と消費税の申告書まで含めて、総額でいくらですか?」
「帳簿は会計ソフトで付けています。この状態だと追加料金はかかりますか?」
こう聞いておけば、あとから『思っていたより高い』となりにくくなります。
ただ、安さだけで決めるのは少し待ってください。
申告後に税務署から問い合わせが来た時に、相談に乗ってもらえるかも大事なポイントです。
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よくある質問
法人の決算料の相場はいくらですか?
公的な統計は無く、事務所ごとに自由に決めています。税理士ドットコムの公表値では、顧問契約の場合で売上1,000万円未満なら100,000円〜、決算だけのスポット依頼なら15万〜25万円が目安です。
決算料は顧問料に含まれますか?
別にかかることが多いです。税理士ドットコムは、顧問とセットの場合の決算料を月額顧問料の4〜6か月分と示しています。契約前に確認しておきましょう。
決算申告の費用を安くする方法はありますか?
記帳を自分で済ませておく、早めに相談する、複数の税理士から見積もりを取る、の3つが効きやすいです。条件をそろえて総額で比べてみてください。
決算期限が近くても頼めますか?
頼める場合もありますが、法人税の申告期限は原則として事業年度終了の日の翌日から2か月以内です。時間が短いほど費用が上がったり、引き受け先が限られたりします。
まとめ
- 決算料に公的な相場は無く、事務所ごとに自由に決めている
- 顧問契約とセットの決算料は、月額顧問料の4〜6か月分が目安
- 決算だけのスポット依頼は、民間の公表値で15万円あたりからが目安
- 記帳の状態や期限までの時間で、決算料は上下する
- 見積もりは条件をそろえ、1年間の総額で比べる





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