決算だけ税理士にスポットで頼む方法|費用の目安と紹介サービス

決算だけを税理士にスポットで頼むイメージ

当サイトは各サービスの公式情報と国税庁などの公的機関の公表資料をもとに編集部が執筆しています。記事内に税理士紹介サービスへのリンク(広告)を含みます。

『普段の経理は自分でできる。でも、年1回の決算と申告だけはプロに任せたい』という方も多いですよね。

結論から言うと、決算だけを税理士にスポットで頼むことはできます。決算月が近づく前に、紹介サービスでスポット対応の税理士を探しておくのが近道です。

この記事では、決算のみを頼む時の費用の目安と、失敗しない探し方が分かります。

目次

決算だけを税理士にスポットで頼むことはできる?

できます。顧問契約を結ばずに、決算と申告だけを1回ごとに頼む方法を「スポット依頼」と呼びます。

なお、この記事は2026年10月時点の各サービスの公式情報と公的機関の公表資料をもとにまとめています。

先に結論

決算のみの依頼は、毎月の記帳を自分でこなせる会社に向いています。帳簿がそろっていないと、追加の費用や時間がかかりやすくなります。

頼み方費用の払い方税理士との関わり
自分で決算・申告税理士費用はかからないなし
スポット依頼決算の時に1回払い決算の時期だけ
顧問契約毎月の顧問料+決算料1年を通して相談できる

法人税の申告書を作るのは、税理士の「税務書類の作成」という業務にあたります(国税庁 No.9203 税理士制度について)。

税理士でない人は、無償であってもこの業務を引き受けられません。

『経理代行の会社に頼めば安いのでは』と考える方もいますが、申告書の作成まで任せるなら税理士への依頼が必要なんです。

決算申告のスポット依頼にかかる費用の目安

いちばん気になるのは、やはり費用ですよね。

税理士報酬は2002年に報酬規定が廃止され、今は事務所ごとに自由に決めています(東北税理士会 税理士報酬に関するご案内)。

決算料の公的な統計は無いので、ここでは民間の公表値を出典つきで紹介します。

出典決算申告のみの目安
税理士ドットコム「税理士に決算申告のみを依頼できる?」15万〜25万円
税理士ドットコム「税理士の費用・報酬・顧問料の相場」のスポット料金決算申告 15万円〜
税理士紹介ナビby弥生のよくある質問東京で年商1,000万円の法人なら15〜40万円程度のケースが多い
ミツモア 顧問税理士のページ決算申告のみで15〜25万円

どの出典を見ても、15万円あたりからが一つの目安になっています。

一方で、顧問契約とセットで決算を頼む場合、税理士ドットコムは決算料を月額顧問料の4〜6か月分と示しています。

ただし、これは「顧問料に加えて」払うお金です。顧問料も合わせた年間の総額で比べると、スポットの方が負担は軽くなりやすいんです。

金額が上下しやすいのは、次のような場合です。

費用が上がりやすいケース
  • 売上や取引の件数が多い
  • 帳簿がそろっておらず、記帳から頼む
  • 決算期限まで時間がない
  • 消費税の申告や、役員報酬などの相談も一緒に頼む

記帳まで頼む場合、税理士ドットコムのスポット料金では1仕訳あたり50〜100円が目安です。

決算料についてもっと詳しく知りたい方は、税理士の決算料の相場で売上別の目安を確認してみてください。

決算だけ頼むなら、期限と準備を先に押さえておきましょう

スポット依頼で一番困るのは、時間が足りなくなることです。

決算月が終わってから慌てて探すと、引き受けてくれる税理士が見つかりにくくなります。

申告するもの原則の期限
法人税の確定申告事業年度終了の日の翌日から2か月以内
法人の消費税の確定申告課税期間終了の日から2か月以内
個人事業主の所得税の確定申告翌年3月15日(令和8年分は令和9年3月15日)

法人税は、定款の定めなどで「申告期限の延長の特例」を申請すると、原則1か月延ばせます(国税庁 申告期限の延長の特例の申請)。

ただ、すでに申請している会社でないと使えません。『うちは延ばせるはず』と思い込まず、去年の申告の状況を確かめておきましょう。

決算のスポット依頼を進める時期の目安を示した図解
税理士に渡す前にそろえておきたいもの
  1. 1年分の帳簿(会計ソフトのデータ)
  2. 預金通帳のコピーや入出金の明細
  3. 請求書・領収書
  4. 前期の決算書と申告書の控え
  5. 在庫や売掛金・買掛金の一覧

期限を過ぎて申告すると、無申告加算税や延滞税がかかることがあります。

延滞税は、2026年は納期限の翌日から2か月以内が年2.8%、2か月を超えると年9.1%です(国税庁 No.9205 延滞税について)。

個人事業主の方は、決算と申告をまとめて確定申告と呼びます。詳しくは確定申告を税理士に頼む方法をどうぞ。

スポット依頼が向いている人、顧問の方がいい人

『とりあえずスポットで十分かな』と迷う方もいるはずです。

スポットか顧問かは、普段の経理をどこまで自分でできるかで決めると分かりやすいですよ。

スポット依頼が向いている人
  • 毎月の記帳を自分でこなせている
  • 取引の数が少なく、相談ごとも少ない
  • まずは費用を抑えて試したい
顧問契約を考えたい人
  • 記帳がたまりがちで、決算の時に慌てる
  • 節税や資金繰りを1年を通して相談したい
  • 給与計算や年末調整も任せたい

例えば、売上1,000万円ほどで取引先も少ない一人社長の会社なら、スポットで足りることもあります。

反対に、従業員がいて毎月の給与計算もある会社なら、顧問の方が手間は減ります。

経理を丸ごと任せたい方は記帳代行も頼める税理士の探し方、毎月相談したい方は顧問税理士の探し方も読んでみてください。

おすすめの税理士紹介サービス

決算のスポット依頼で税理士を探す時に、相談しやすい紹介サービスを比べました。

紹介サービス全体を比べたい方は、税理士紹介サービスのおすすめ比較もあわせてどうぞ。

サービス名運営会社特徴向いている人
税理士ドットコム弁護士ドットコム株式会社累計実績475,710件(2026年10月4日更新)・最短当日紹介・24時間365日受付決算期限が近く、早く税理士を見つけたい人
税理士紹介センタービスカス株式会社ビスカス1995年からの紹介実績・全国4,700所以上の提携事務所業種に詳しい税理士を探したい人
税理士紹介エージェントパスクリエイト株式会社専任エージェント制・決算対策の相談に対応同じ担当者に相談したい人
税理士紹介ナビby弥生弥生株式会社法人の決算・申告の対応実績がある事務所を紹介弥生会計を使っている人

1位 税理士ドットコム

決算のスポット依頼で迷ったら、まず税理士ドットコムに相談してみてください。

運営は東証プライム上場(証券コード6027)の弁護士ドットコム株式会社です。

決算のスポット依頼で税理士ドットコムを選ぶ理由
  • 24時間365日受付で、最短当日に税理士を紹介してもらえる
  • 累計実績475,710件(2026年10月4日更新)の紹介ノウハウがある
  • 費用など、税理士に言いにくい条件もスタッフが代わりに交渉してくれる

決算は期限が決まっているので、紹介までの早さは大きな安心材料です。

申し込む時は「決算と申告だけを頼みたい」「決算月はいつか」をはっきり伝えておきましょう。

税理士ドットコムの紹介の流れ
  1. 電話かメールで問い合わせ(スタッフが希望や経緯を聞いてくれます)
  2. スタッフが希望に合う税理士を探す
  3. 都合の良い日時で税理士と面談
  4. 納得できたら税理士事務所と契約

紹介料は何人紹介してもらっても無料です。スポットで受けてくれるかどうかや見積もりの範囲は、面談で確認してみてください。

税理士ドットコム

税理士ドットコムで条件に合う税理士を無料で探す

東証プライム上場の弁護士ドットコム株式会社が運営する税理士紹介サービスです。全国7,500名以上の登録税理士から、用件や予算に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

紹介料無料税理士ドットコムで税理士を紹介してもらう

(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)

2位 税理士紹介センタービスカス

ビスカスは、1995年に税理士紹介サービスを始めた会社です(「日本で初めて」は同社の公式サイトの表記)。

全国4,700所以上の事務所と提携し、飲食・建設・IT・ネットショップなど業種別の紹介にも対応しています。

決算のみの依頼について公式サイトに専用の記載はありません。相談の時にスポット対応の可否を確かめてみてください。税理士紹介センタービスカス 公式サイト

3位 税理士紹介エージェント

税理士紹介エージェントは、パスクリエイト株式会社が運営するサービスです。

対応分野に「節税提案・決算対策」があり、専任エージェントが最初から最後まで担当してくれます。

紹介料は0円で、税理士費用にも紹介料は含まれないと公式に書かれています。税理士紹介エージェント 公式サイト

税理士紹介ナビby弥生

弥生の紹介サービスは、パートナー会計事務所の中から税理士を紹介してくれます。

対応実績に「法人の決算・申告」があり、決算のみの費用例もよくある質問に載っています。税理士紹介ナビby弥生

会計ソフト会社の紹介サービスについて

freee税理士コーディネーターは、継続的な顧問契約の税理士を紹介するサービスです。決算だけを頼みたい場合は、ほかのサービスを使う方が話が早いですよ。

決算のスポット依頼で失敗しないコツ

最後に、スポットで頼む時に気をつけたいことです。

ここを押さえておくと、『思ったより高かった』『間に合わなかった』を防げます。

決算のスポット依頼で確認したいことの図解
依頼する前に確認したいこと
  • 決算月の2〜3か月前には相談を始める
  • 見積もりに消費税の申告が含まれるか
  • 記帳が足りない時の追加料金はいくらか
  • 申告後に税務署から質問が来た時の対応

見積もりを取る時は、こんなふうに聞くと金額のズレが起きにくいです。

「決算書と法人税・消費税の申告書まで含めて、総額でいくらになりますか?」

「帳簿は会計ソフトで付けてあります。この状態だと追加の作業はありますか?」

もう一つ大事なのが、翌年も同じ税理士に頼めるかどうかです。

毎年違う税理士だと、前期の内容を一から説明し直すことになります。気に入った税理士なら、翌年もスポットで受けてもらえるか聞いておきましょう。

よくある失敗

決算期限の直前に1人目の税理士へ連絡して、そのまま頼んでしまうこと。比べる時間がないと、費用も対応も判断できません。余裕を持って2〜3人と話してみてください。

今の税理士から変えたい方は税理士を変更・乗り換えたい人向けの探し方、税務調査が心配な方は税務調査に強い税理士の探し方も参考になります。

税理士ドットコム

税理士ドットコムで条件に合う税理士を無料で探す

東証プライム上場の弁護士ドットコム株式会社が運営する税理士紹介サービスです。全国7,500名以上の登録税理士から、用件や予算に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

紹介料無料税理士ドットコムで税理士を紹介してもらう

(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)

よくある質問

決算だけを税理士に頼むと、いくらかかりますか?

公的な統計は無く、事務所ごとに自由に決めています。税理士ドットコムは法人の決算申告のみで15万〜25万円を目安として示しています。売上や帳簿の状態で上下するので、見積もりで総額を確認してみてください。

決算月が過ぎてからでも頼めますか?

頼める場合もありますが、法人税の申告期限は原則として事業年度終了の日の翌日から2か月以内です。時間が短いほど引き受けてくれる税理士は限られます。早めに紹介サービスに相談してみてください。

帳簿を付けていなくても決算だけ頼めますか?

記帳から頼むことになり、その分の費用がかかります。税理士ドットコムのスポット料金では、記帳代行は1仕訳あたり50〜100円が目安です。

スポットで頼んだ後、顧問契約に切り替えられますか?

切り替えられる事務所もあります。決算を一緒に進めてみて相性が良ければ、顧問をお願いするのも一つの方法です。条件は面談の時に聞いておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 決算だけを税理士にスポットで頼むことはできる
  • 決算申告のみの費用は、民間の公表値で15万円あたりからが目安
  • 法人税の申告期限は原則2か月以内なので、決算月の2〜3か月前から探す
  • 見積もりは消費税申告や記帳の追加料金も含めた総額で比べる
  • 期限が迫っているなら、最短当日に紹介してもらえる税理士ドットコムに相談
税理士紹介おすすめナビ

税理士紹介おすすめナビ 編集部

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